査定や返戻は業務最適化への切口にもなると思う
以前、他の検査で代替できない理由を書かなければならない検査の話をしました。
あの後、その検査について、臨床検査科に査定があることとオーダーセットの組み直しの依頼をしましたが…
その検査について、たまたま医師と話をする機会があったので、要件を説明して、算定時に削除していいか、聞いてみたところ快諾してくれました。
というか、ほとんどみてないそうで、やはりオーダーセットにあるからやっている、というニュアンスでした。
で、臨床検査科がセットの組み直しをしている間は、医事課では取り込まれたものから削除して算定をする対応をしました。
理由を書かなければ算定できませんし、医師は理由を書きませんから。
ところが、臨床検査科にとってはこれが面白くなかったようです。多分、検査件数実績が減るとか、自分たちの実績に響くとかそういうことを考えているのでしょうか。
検査委員会でも、自分たちはこれだけ検査をやっている、これだけ医師に追加検査を具申したから単価に貢献してる、とかいう自慢話を延々聞かされましたが、事務からしたら算定に結びつかなければ…という感じで、実際に単価に貢献していないので、自慢されてもねぇ。
結局は医師の了解の下にオーダーセットをこっちで修正しました。臨床検査科では対応してもらえませんでしたよ。
これに限らず、自分達がやっていることが査定や返戻の対象とされて何とも思わないんですかね。無駄を省くとかそういうことを考えないんですかね。
査定や返戻は嫌なものですが、ある意味業務最適化の一つのきっかけになるのではないかと思います。
我々は医師に言われたらやるしかない、仕方ないって言うのは、専門職として何か違うんじゃないですかね。まあ、こんなことウチの病院だけだと思いますけど。