食事療養費の引き上げについて
平成28年4月より一般の人・・・標準以上の収入がある人については一食あたりの食事代が100円引き上げとなりました。
仮に1か月30日入院して3食食べた場合、9,000円の自己負担増額となります。
9,000円/月って結構な額ですよね。私のお小遣いの三分の一です。
実際にウチの病院でも患者さんから問い合わせが数件ありました。
ウチの病院は亜急性&整形手術って感じの病院なので平均在院日数はかなり長いです。なので、2か月・3か月以上入院する人はざらにいますので、患者さんの負担はかなり大きくなります。
事前の根回しをしっかりやっておいてよかったです。
ただまぁ…負担額が増えると医事課としては未収金が気になってしまいますね。
入院時食事療養費については協会けんぽのホームページでも説明されています。
日直&当直
廃用症候群リハビリテーションについて②
廃用症候群リハビリテーション料
FIM実績指数について
回復期リハビリテーション病棟を有する保険医療機関について、当該病棟におけるリハビリテーションの実績が一定の水準に達しない保険医療機関については、回復期リハビリテーション病棟入院料を算定する患者に対して1日に6単位を超えて提供される疾患別リハビリテーション料を、回復期リハビリテーション病棟入院料に包括する。
という改定です。
具体的には、過去6か月間のリハビリテーションの実績が1日平均6単位以上であって、退棟時のFIMから入棟時のFIMを引いた値を、入棟日数を標準的算定日数で割った値が27未満であった医療機関は、6単位を超える、つまり7単位目以上の疾患別リハ料を包括する、というものです。
事務的に言ってしまえば、FIM稼いでさっさと退院させれば問題ない、という話になりますが、それぞれの患者のゴール・目標等も考えると、リハビリテーション医療的にはそういうわけにもいかないでしょう。
一応、計算から除外してもよいとされる患者が以下の条件となっています。
- FIM運動項目得点が20点以下
- FIM運動項目得点が76点以上
- FIM認知項目得点が25点未満
- 年齢が80歳以上のもの
※上記4点は、月毎の入棟患者数の3割まで除外してもよいとされています。
※高次脳機能障害はすべて除くか、すべて計算に入れるかのどちらか。
言ってしまえば、FIMで評価をした場合にリハビリテーションの効果が出にくい人たちは除外してもよい、ということになります。
ただし、除外する場合はその患者が入棟した月のレセプトを提出するまで、となっています。レセプトに除外する旨と理由を記載しなければなりません。
と、言うわけで現在当院ではだれがどうやって管理すんのか揉めております。
前月の段階で、こうやったらどうでしょう?という提案をして、システムが対応するまではそれでいきましょうか、みたいな流れになっています。
そっから上の人たちに任せてますが、話が進んでないみたいですね。
まいったねこりゃ。
効率化はしますけど
人件費を削減しましょう
と、言われることは多々あります。
要は残業減らしましょうということなんですが…
そもそも残業しても残業代つけてくれないくせに何言ってんだコイツ
っていうのが我が職場でございます。
まあ、つかないから仕事終わったらさっさと帰っているので、残業自体は大分減っていますが。
最初の頃は、仕事をパパッと片付けてしまうと大体は突然に別の仕事を振られたりもして、残業時間は変わらず業務量が増えるという嫌なスパイラルに陥っていました。
今もそうなんですが、慣れてしまったせいか残業自体は減っています。
本部は人件費を減らしたいから、病院が新規事業をやると言っても人の採用を認めない傾向にあります。今いる人材で何とかしろ、とね。
それで結局、改定やら地域の動向やらに乗り遅れて痛い目にあって、病院が責められるんですよね。何やってんだオマエラ、とね。
安い給料で質を上げろとか、環境変えるのは金かかるから今の状態で質を上げろとか、いや?…やってくれる人は少ないと思いますよ。そんなうまい話あるわけないない。
チャレンジ
スポーツにしろ仕事にしろチャレンジすることは大切だと思います。
病院事務でチャレンジすることって何があるんでしょうか?というお話です。
病院事務、まあ事務は事務なので基本はルーチンワークになりますね。例えば外来会計担当ならひたすら診療の終わったカルテを見て会計入力して、必要な病名をさらっと登録して…の繰り返しです。
私は、チャレンジといえるようなチャレンジでは無いのかもしれませんが、質を高めたり速さを求めたりすることもチャレンジだと思っています。
そんなのやって当然じゃん、と思う方もいると思いますが、意外とやらない、やれない人も多々います。時間がとれない、どうやればいいかわからないと言った理由もありますし、最初からそんなこと考えないなんて輩もいますね。
日々ルーチンワークをこなすだけってのは、好きな人もいるんでしょうけど、私は嫌いです。楽しくないから。
どうやったら速くなるかな、どうやったらミスが減るかなっていうように、いろいろ考えてそれをやってみて…って結構楽かったんですよね。
目にみえてミスが減って残業も減って…ダメなら他の方法を考えて試して…と。
世間でいう問題解決のスタートラインってこんなことだと思います。
時間がとれないならどうやったら時間がとれるのか考えればいいし、やり方だって色々調べたりしても良い、他の人に相談したって良いと思います。上司からしたら、部下からそんな相談されたら嬉しいですよ。少なくとも私は嬉しく思います。上司に対して忙しそうだからとか気を遣う必要なんてないんですよ。
ルーチンワークは色んな業務の土台ですから、そこの質を高めるためにチャレンジするのはとても重要なことだと思います。そしてそれを上司や組織がしっかり評価してあげなければならないと思います。