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病院事務総合職の日記帳

病院事務(総合職)のお仕事を愚痴りながら紹介します

FIM実績指数向上を事務的に考える

来月から報告が始まりますFIM実績指数。様々な病院がこの数値を上げたいと考えていることでしょう。

FIM実績指数の登場によって、回復期リハビリテーション病棟を運営する病院にとって、管理指標が増える、考え方を変える等、その運営方法を大きく変える必要が出てきてしまいました。

 FIM実績指数については下記の記事をご参照下さい

http://az-jun-iji.hatenadiary.jp/entry/2016/03/23/232626

http://az-jun-iji.hatenadiary.jp/entry/2016/05/06/223235

 

さて、今回はFIM実績指数の向上をテーマに、少し整理をしたいと思います。

FIM実績指数を上げるには、①FIMの利得を増やすこと、②在院日数を縮小すること、この2つを考えてあげればいいですね。計算式はどれだけ少ない期間でどれだけFIM利得を稼いだか、です。

 

 ①FIM利得を増やす

良く言われるのは術後や発症後の早期受入・介入です。早く介入すれば機能は改善しやすいと言われていて、実際にその傾向が見られるようです。これは回復期リハビリテーション病棟協会や様々な学会、厚生労働省等でそれを示唆する資料が出ています。

実際にどうか、ウチの病院のデータで検証してみました。

疾患別リハビリテーションの起算日から回復期リハビリテーション病棟に入るまでの日数を10日毎の階級別にFIM実績指数を集計したところ、10日以内では約50となっていましたが20日以内では約40、60日以内では30弱となりました。(脳血管疾患等リハビリテーション料の対象患者です。)

というわけで、まだデータは少なく分析は必要なのですが、早期受入は効果がありそうです。また、急性期病棟はさっさと患者を出したいところが多いそうですから、稼働対策にもなりますね。

 

②在院日数の縮小

最も有効な手段は退院支援です。といっても何をすれば…となりますが。

早期退院を目指す際に最も求められることは「患者又は介護者のニーズを満たしてあげる」ことだと思います。

患者や家族は在宅生活の不安や負担を極力無くしたいのですから、ライフスタイルに合ったサービスの紹介をするために手広く地域連携を考えたり、医療必要度が高くても、病院からの訪問看護や訪問リハを提供したり、緊急時の対応として自分の病院を選択肢の一つとして提案する等、方法は様々だと思います。

個人的には退院後のアフターフォローをどう考えるかが最も重要なのではないかなと思います。実際に上に挙げたような取り組みは、キチンと診療報酬でも評価されていますから。

 

というわけで、一口にFIM実績指数を上げたいと考えても、その取り組みには様々な部門が関わらなければなりません。チーム医療の重要性については前々から取り上げられていますが、今提唱されている支える医療に対しては、より重要と言わざるを得ないと思います。

当院でも部門の垣根を超えた議論を期待したいところではありますが、まだまだ難しそうです。