病院事務総合職の日記帳

病院事務(総合職)のお仕事を愚痴りながら紹介します

医療専門職の経営意識

放射線科や理学療法科、栄養科といった、医師以外の医療従事者が所属する部門って、診療収益を上げたいとかそういう経営的なことって考えないのでしょうか?

今回はそんなお話。

 

平成28年度診療報酬改定において、栄養指導料の点数が増点となりました。ちょっと気になって、うちの病院の算定件数を前年度と比較してみたところ、なんと前年度の半分程度だったことが判明しました。

普通の感覚でいけば、点数も対象患者も増えたわけですから、増やそうって考えるもんだと思っていたんですが…実態はこんな感じでした。

話を聞いてみると、医師がオーダーしないから…と、自分たちは悪くない、むしろ医事課が増やせって医師に言わないからなんじゃないの?という感じで言われたわけです。

まさか医事課のせいにされるとは思いませんでした。

 

当然、医事課としては増点という評価だけでなく、診療報酬上で重要視されている等、社会的評価も含めて説明はしています。ですが、実際に指導するのは栄養科ですから、いくら医事課が説明したところで、お金の話にしかならず、栄養士がしっかり必要性等も含めて訴えないと増えるわけありません。

 

ウチの病院の理念に、チーム医療という言葉が使われています。医師からのオーダーが無いから何もしない、というのは患者にとってプラスのチーム医療なんでしょうかね。

今回は栄養科の事例を挙げましたけど、ウチの病院ではどの部門でもある話です。